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小田原・久野地域で箱根山地のシカ被害実態調査 シカ問題の解決に向けて

シカによる林業被害調査の様子

シカによる林業被害調査の様子

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 NPO法人「小田原山盛の会」(小田原市堀の内)は、箱根山地のシカ問題の解決に向けて小田原市久野地域の新植地などでシカの被害調査や食べ物となる植性調査を5月29日と6月1日の2日間にわたり実施する。

オスジカの角コスリ被害木の計測調査

 2015年よりシカの専門家である元東京農工大森林生物保全学研究室の古林賢恒さんの指導で箱根山地のシカの調査を実施。その結果、丹沢から来たシカが近年急激に増加し、箱根外輪山の稜線の下層植生が貧化したり、里山では農林業被害が頻発していることが分かった。

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 小田原市久野地域では、スギ、ヒノキの苗が冬季の餌(えさ)の少ない時期に食べられたり、オスジカの「角コスリ」により枯死したりして、地域によっては成林が難しいほどの被害を受けている。対応策として現在、水源協定林や県行造林地などの2カ所の新植地に林地を囲う高さ1.8メートルの柵が設置されている。

 当日は、8時20分に小田原駅西口早雲像前に集合。久野地域に移動して調査を実施。16時前後まで行う。

 小田原山盛の会・副理事長で事務局の川島範子さんは「シカの被害の実態を把握することが大切な時。シカの生活痕跡や生態に興味のある方も参加いただければ」と呼び掛ける。