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「小田原童謡大使」にボニージャックスとベイビー・ブーが就任

コーラスグループ「ボニージャックス」と「ベイビー・ブー」が小田原童謡大使に任命される

コーラスグループ「ボニージャックス」と「ベイビー・ブー」が小田原童謡大使に任命される

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 小田原市は、デビュー60周年を迎えた老舗コーラスグループの「ボニージャックス」と、若手コーラスグループ「ベイビー・ブー」を「小田原童謡大使」に任命し、「童謡のまち」として小田原と童謡の魅力を全国に発信する。

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 小田原は、童謡作家として数多くの作品を手掛けた「北原白秋」ゆかりの地。あわせて、1918(大正7)年に創刊された児童雑誌「赤い鳥」で「童謡」という言葉を発表してから今年で100年を迎える。

 今から100年前に小田原に移り住んだ北原白秋。「赤い鳥」の創刊を契機に、童謡詩人として活躍の場を広げ、生涯1200を超える童謡詩を創作。その半分以上は、小田原に滞在した8年余の期間に作り上げている。

 白秋の代表曲「からたちの花」は、関東大震災の翌年、大正13年5月に北原白秋が小田原を散策しているときに誕生した作品という。小田原市は「震災をはじめとする社会不安の中で、子どもから大人まで、多くの人の心に明るい灯を点(とも)し、人々を励まし、優しい心を呼び戻す力となった白秋の残したすばらしい童謡を、次世代へ伝えていくことは、白秋童謡のふるさとである小田原の大きな願い」とをコメントを発表している。

 「小田原童謡大使」のプロジェクトを推進する小田原市図書館長の古矢智子さんは「100年を迎えて記念すべき年に、美しい日本の歌を歌い続けているボニージャックスさんと、その後継者のベイビー・ブーさんに、小田原童謡大使として『童謡のまち小田原』を全国に発信していただけることになり感激している。小田原で生まれた白秋童謡が、広く歌い継がれていけばと願っている」と話す。

 小田原市では、童謡大使委嘱式を6月29日(12時20分~)に市役所2階ロビーで行い、ボニージャックスとベイビー・ブーに委嘱状を交付する。ミニコンサートも開催。

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