小田原のイベントスペース「KUWAHARA BASE(桑原ベース)」(小田原市桑原)が9月24日に最終利用日を迎え、惜しまれながら閉館した。
最後の催しは来場者への感謝を込めて「KUWAHARA BASE Last day」。今まで出店した店が勢ぞろいして開催。当日は多くの来館者があり、終日にぎわいを見せた。オープンと同時に来店者が訪れ、駐車場も満車に。各店は来店客の対応に追われた。
国道1号と国道246号を結び小田原郊外・足柄平野の主要道路「国道255」沿いにある「KUWAHARA BASE」。交通アクセスが良い上、駐車場も完備されているため利用者から喜ばれていた。併せて、ビル1階のオープンスペースを利用するため天候の影響を受けないことからイベント主催者から使いやすい施設として利用されてきた。
昨年4月、イベントスペースとしてスタート。当初から施設の活用方法が決まるまでの限定で利用されていた。「KUWAHARA BASE」の運営を支援し、自らもイベントを主催してきた新倉健一郎さんは「多くの出店者と来場者に支えられてきた。ここでつながった縁が大きく皆さんの財産になり、これからが楽しみ」と振り返る。
新倉さんは「最後の日なのでしんみりするかと思ったが、忙しくてそれどころではなかった。『またね』という感じで終われたので良かった」と振り返った。