小田原市民会館(小田原市本町1)で1月9日、「宮本亜門タウンミーティング」が行われ、ゲストや来場者と活発な意見を交わした。
同ミーティングは2011年1月にオープンする「神奈川芸術劇場」(横浜市中区)について、「劇場に何を期待するのか」「劇場に今何ができるのか」などを主要テーマに行ったもの。
会場には約240人が来場し、4月から同劇場の芸術監督就任が決まっている演出家の宮本亜門さんは、女優の浜美枝さんやヒルトン小田原リゾート&スパ総支配人の山口英彦さんらゲストのほか来場した県民とも意見交換を行い、劇場の運営方法について議論した。
対談では「本物の芸術に接する機会を多くすることがとても大切。その意味で同劇場の役割は大きい」(宮本さん)、「本物を見れば自然と本物以外のものがわかる。芸術でも本物が見られる環境が大切」(浜さん)、「自分で見たことは決して忘れないし感動も大きい」(山口さん)などの発言があり、宮本さんが「県民の皆さんの意見を尊重して一緒に運営していきたい」と締めくくった。
同ミーティングは小田原のほか、ミューザ川崎シンフォニーホール(10日)、横浜赤レンガ倉庫1号館(11日)など県内3カ所での開催を予定している。