4月に入り小田原城址公園、西海子小路、小田原フラワーガーデンなど小田原市内の桜が満開となり見頃を迎えている。
農林水産省関東農政局が主催する「農のいとなみ鉄道フォトコンテスト」で関東農政局長賞や、「酒匂川フォトコンテスト」で会長賞(グランプリ)を受賞している小田原在住の小澤宏さんは、毎年地域の桜の風景をカメラに収めている。
今年のお薦めは、「富士見の桜土手」と「田島桜の里」。満開となる4月4日にレンズを向けたという。小田急線富水駅から徒歩20分の「富士見の桜土手」の桜は現在、満開を迎えている。30本のソメイヨシノと菜の花の競演が楽しめる隠れたスポットで人気を集めている。
剣沢川沿いにある「田島桜の里」に植えられた450本の桜も満開となり辺り一面を桜色に染めている。川沿いに桜が咲き、見ごたえのある光景に多くの人が圧倒されている。桜を楽しみに来た人からは、「今年は桜のイベントの中止が相次いだ。でも桜はみごとに咲いている」、「桜を見ると『こんなときだからこそがんばって』と言ってくれているように思える」などの声が聞こえた。
小田原で桜吹雪が終わると、標高の高い箱根地域に向かって「桜の山のぼり」が始まる。