小田原近郊の田んぼや路地で、初夏や梅雨など移り変わる季節を楽しむ人々の姿が見られている。
水路の幅にジャストサイズで水路をせき止めて田んぼから流れる水を楽しむ
田んぼの水路で水と戯れているのは、今月23日で3歳を迎える山本汐穂さん。水路の幅にジャストサイズで水路をせき止めて田んぼから流れる水を楽しんでいる。安全な米の生産と販売を行う志村成則さんは「このあたりの田んぼは、無農薬で米作りが多くこだわりの米が生産されている。田んぼへこんな風に遊びにきて欲しい」と目を細める。
「イチジクは『無花果』と書くんだよ」「へぇ~何で?」と、田んぼに続く路地では、親子の楽しげな会話が続いていた。この時期のいちじくの香りはすばらしく、風下に立つとグリーンいちじくのいい香りを楽しめる。
志村さんは「季節の変化が感じることができるこの時期。自然を大切にしてから、より移り変わりを楽しめるようになった。今日も田んぼに向かう途中で桑の実(マルベリー)を見つけることができた。季節が熟す前の青い香りがよい。梅雨と初夏を感じてもらえれば」と話す。