「わらび餅」を街歩きアイテムにした「わらびもちドリンク」を販売する「甘味処 鎌倉」小田原城お堀端店(小田原市栄町、TEL0465-20-4475)が、3月12日にお堀端通りにオープンした。
「わらびもち」を細かくしてドリンクに合うように工夫した「わらびもちドリンク」。写真は「浅川園のお抹茶」
タピオカドリンクに続くアイテムとして注目された「わらびもちドリンク」。全国28店(3月3日時点で23店・3月中に小田原店を含む5店が新規オープン)を運営するのは新潟に本社のあるK&S(新潟市東区)。東京・下北沢店では1日に1000杯を販売するほどの人気商品に育っており、お堀端店も行列が絶えない。
わらび餅の歴史は古く、「醍醐天皇の好物だった」といわれ平安時代にはすでに存在していたと考えられる。当時は「わらび粉」はとても高価なため身分の高い人が食べる菓子だったといわれている。わらび餅が一般的になったのは鎌倉時代で、点心の文化や茶の湯の作法の影響によって今の形へ進化したという。
「甘味処 鎌倉」では、国産のわらび粉の練り上げ技術でもっちり感を実現。完成した「わらびもち」を細かくしてドリンクに合うように工夫している。種類は、「ヤスダヨーグルト 贅沢(ぜいたく)苺(いちご)ヨーグルト」(720円、Sサイズ570円)、「贅沢イチゴミルク」(690円、同550円)、「浅川園のお抹茶」(630円、同500円)、「鎌倉オリジナルブレンド 珈琲ミルク」(630円、同500円)、「濃厚生チョコレート」(同720円)の5種類。18日には、期間限定で「桜ラテ」(同550円)の販売も始めた。
廣田由美店長は「もっちり感ととろける口溶けが魅力の『鎌倉のわらびもち』をドリンクにした『わらびもちドリンク』。年代を超えて多くの方が来店しており感謝している。小田原の観光を楽しみながら味わっていただければ」と呼び掛ける。
営業時間は10時~17時。