箱根おんがくの森実行委員会(大光嘉理人実行委員長)は、8月5日から「箱根湖尻アートビレッジ」を会場にして開催する音楽と自然を一体化した空間で楽しむ複合的音楽イベント「箱根おんがくの森2022」の開催準備を加速化している。
~森へひろがる おんがくの風~を副題にする「箱根おんがくの森」は、古楽から現代音楽、邦楽など幅広いジャンルのコンサートや身体表現などのパフォーマンスを通して、自然や芸術が持つ魅力を楽しむ音楽祭。自然ゆたかな箱根湖尻アートビレッジ(神奈川県足柄下郡箱根町)をメイン会場にして箱根町内の複数の施設で開催される。
推進する実行委員会の布施砂丘彦さんは「この音楽祭は単なる演奏会の羅列ではなく、3日間を通して、『ひとつのおんがく』になっているように企画されている。幾つかのプログラムが複数の会場で幕が開く。箱根一帯に音楽が響き共鳴するようにただ今、準備中」と話す。
プログラムは、絹糸と羊腸弦を使ったバイオリンを再現してコラボレーションする「アート・オブ・バッハ・アンド・八橋検校」、スペイン風邪に翻弄された時代に作曲されているストラヴィンスキーの舞台作品を箱根の史実と連携させて再現する「箱根の森の《兵士の物語》」のほか、ソリストによるリサイタルに神奈川県西地域唯一のジュニアオーケストラ「小田原ジュニア弦楽合奏団」が登場するプログラムも用意する。
開催期間は8月5日~7日。会場は、箱根湖尻アートビレッジ(ホール棟、ギャラリー棟、野外ステージ)、NARAYA CAFE ほか。「エコロジー計画」と「うつわ菜の花」が協賛する。