標高611メートルにある「箱根強羅公園」(箱根町強羅)内ローズガーデンに植栽されている200種・1000株のバラが開花し、6月下旬まで見頃が続く。
別荘地・避暑地として1914(大正3)年に開園した箱根強羅公園。2001年11月に、園内にある「白雲洞茶苑」の「白雲洞」が先駆的な施設として国の登録有形文化財(建造物)に登録。さらに2013(平成25)年8月には、造園文化の発展に寄与したとして国の登録記念物にも登録されている。
園内にはさまざまな花が植えられており、一年を通して花を楽しむことができる。5月下旬にはバラが開花。「プリンセス ミチコ」「プリンセス アイコ」などプリンセスの名前が付いたバラや、富士箱根の山地に自生している「ハコネバラ(サンショウバラ)」を鑑賞することができる。
園内にあるサンドイッチ専門店「一色堂茶廊」では、バラの開花に合わせてサワーチェリーケーキ、ストロベリーブラウニー、ローズパンナコッタ、自家製スコーンとローズジャム(計4品)をセットにした「ローズアフタヌーンティーセット」(2,530円~)も提供している。
同園を運営する箱根登山鉄道・施設事業部の福長真由子さんは「ローズガーデンのバラが各色咲き始め、うっとりするような良い香りに包まれている。咲き始めたばかりでつぼみをたくさん蓄えており、6月中旬から下旬頃までは楽しんでいただける。ぜひ来園を」と呼びかける。
開園時間は9時~17時。入園料は大人550円(小学生以下無料)。