6月に入り、星ケ山公園(湯河原町吉浜星ヶ山)内の「さつきの郷」で植栽された5万株のサツキが見頃を迎え、訪れる人々の目を楽しませている。
旧暦の5月、皐月(さつき)の頃に咲き始めることから命名されたサツキ。皐月の「さ」は「田の神」または「田の神に捧げる稲」を表すとされており、この時期に咲くサツキには格別の願いが込められているともいわれている。
サツキは「皐月躑躅(さつきつつじ)」を省略したツツジの一種。5月末~6月上旬に「さつきの郷」はピンクのじゅうたんのように咲き誇るため観光客が後を絶たない。
「さつきの郷」(標高約450メートル)から登ったところにある展望台からは、相模灘の青と自然の緑のコントラストが美しい景色が一望でき、展望台にある「友逢の鐘」はカップルに人気のスポットになっている。
6月5日までは、地場産品販売コーナー「さつきの郷マルシェ」(10時~15時)を開催。野菜、果物、手作りジャム、足柄茶などの地場産品を販売している。マルシェ期間中、湯河原駅から無料臨時バスを運行している。