小田急箱根(小田原市)が運航する「箱根海賊船」が就航60周年を記念して、「デジタルスタンプラリー」と「箱根芦ノ湖オータム花火フェスティバル」を開催する。
9月24日~10月31日に行うデジタルスタンプラリーは、デジタル箱根フリーパスなどの購入客が対象。芦ノ湖周辺の自然を感じながら人気スポットを巡るスタンプラリーで、箱根湯寮、箱根町港、神奈川県立恩賜箱根公園、箱根海賊船(船内)、桃源台港、cu―mo箱根、強羅公園、強羅駅に設置された2次元バーコードをスマートフォンで読み取り、デジタルスタンプのキーワードを取得。会員登録をして取得するスタンプ台帳に記入して応募する。応募締め切りは11月15日。
キーワードを集めた人の中から抽選で、山のホテルペア宿泊券(2組4人)、山のホテルランチペアチケット(2組4人)、箱根湯寮ペアチケット(10組20人)、海賊船ペアチケット(16組32人)、美術館ペアチケット(20組40人)、箱根海賊船貸し切りナイトクルーズペアチケット(50組100人)が当たる。
「箱根芦ノ湖オータム花火フェスティバル」(9月28日)は、芦ノ湖・芦之湯地区観光連絡協議会と小田急箱根が連携して主催し、箱根町、箱根DMO(一般財団法人箱根町観光協会)、元箱根観光協会、箱根町箱根観光協会が支援する。
花火は9月28日19時10分からおよそ20分間に3000発を打ち上げる(荒天時は翌29日に順延)。
芦ノ湖の海賊船を撮影している写真家の高橋渉さんは「初代海賊船の『パイオニア』から最新の7代目『クイーン芦ノ湖』までの60年間は貴重な歴史。芦ノ湖では2月の節分祭奉祝花火大会と7月31日から6日間開催される芦ノ湖夏まつりウイークで花火を打ち上げているが、今回は夕日が沈む時間が早くなる秋に打ち上げられるので、どのような美しさになるかとても楽しみ」と期待を寄せる。
高橋さんが撮り続けている写真は、同じく就航60周年記念事業の一環として9月23日までロマンスカーミュージアム(海老名市)で開催中の「箱根海賊船写真展」で紹介している。