坂東三十三観音の五番札所である小田原の飯泉観音こと飯泉山勝福寺(小田原市飯泉)で年末恒例の「だるま市」が開催され多くの人々でにぎわった。
小田原市飯泉の勝福寺(飯泉観音)で12月17日から始まり18日13時ごろ終了した。同市は正式には「飯泉観音だるま市」と呼ばれ400年以上の歴史を持つ。関東地方で一番早く行われる「だるま市」であるため、一足早く商売繁盛を願いに人々が訪れる。
境内などには32店のだるま店がさまざまな大きさのだるまを並べて売り続ける。商談が成立すると、威勢良く「ヨヨイノヨイ」「商売繁盛、無病息災」のかけ声と手拍子が響いた。「来年は七転八起。起き上がるとき。だるまで開運。うさぎ年~」の景気づけの掛け声も聞こえた。願いと笑顔が境内にあふれた年末の風物詩だ。