小田原の樹齢340年のしだれ桜が見頃に-春日局ゆかりの長興山紹太寺

降り注ぐように咲く長興山のしだれ桜

降り注ぐように咲く長興山のしだれ桜

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 小田原市指定天然記念物の「長興山紹太寺(小田原市入生田)のしだれ桜」が見頃となり、これから多くの花見客を迎える。

長興山紹太寺のしだれ桜(4月4日撮影)

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 同寺は春日局(かすがのつぼね)の孫である稲葉正則が建立した。その頃に植えられたと伝えられるしだれ桜は樹齢約340年。今年は開花が例年より10日ほど遅れたが3月28日に開花し、1週間後に見頃となった。

 この桜は高さ13メートル、株元の周囲4.7メートル、枝張り直径13メートルの名木。しだれ桜は寿命が長い品種のため大木になりやすいという。均等に枝を滝のように広げる姿が美しく、花見とともに写真撮影のスポットとしても知られている。桜の前には茶屋が設けられ、家族連れやハイキング客、カメラを抱える人などがのんびり過ごしている。

 4月4日現在、五分咲きとなっており、7日ごろから満開になる予想。見頃は12日ごろまで。

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