小田原市内で6月2日~5日、工芸とアートがコラボレーションした展示イベント「小田原もあ展」が開催される。
小田原市が推進する無尽蔵プロジェクトの一つとして昨年秋に始まった同展は今回で2回目。テーマは「試しに垣根を越えてみる」。実用性を考えて作られる工芸作品と現代アートとを同じ空間に展示し、「互いに垣根を越えてコラボレーションを試みる」という。
会場は、銀座通り商店街のツノダ画廊、オービックビル、倭紙茶舗江島を中心に、小田原駅から小田原城周辺にわたる。かまぼこ板を使ったスタンプラリーや鋳物(いもの)風鈴・寄せ木コースターの伝統工芸体験、すどう美術館(小田原市堀之内)須藤一郎館長によるギャラリートークなど、日替わりで来場者参加イベントを用意する。
倭紙茶舗江嶋の前には、「みんなで創るアート『つながる』」と題し巨大キャンバスを設置。寄せ木などの制作過程で出た端材を参加者の手でキャンパスへ貼り、一つの作品を創作。アート作品のプロセスに誰でも自由に参加できる。会場では作家2人が制作のアドバイスを行う。
開催時間は10時~17時。伝統工芸体験は有料(風鈴作りは要予約)。各イベント日時・定員は「小田原ものづくりデザインアート」ホームページで確認できる。