箱根登山鉄道は6月18日から、日中に座席定員制の特別列車「チャリティーあじさい号」を運行する。
沿線に植栽されているアジサイ約1万株が6月中旬から見頃を迎えている。例年は夜間にライトアップを行い座席指定の「夜のあじさい号」を運行してきたが、今年は電力の需給状況からどちらも中止となっていた。
「チャリティーあじさい号」は座席定員制で途中駅の乗降がなく、日中のアジサイをゆっくりと楽しむことができる。箱根湯本発15時58分と強羅発17時13分の1日2回運転する。乗車するには乗車券のほかに座席券が必要。発車30分前から乗車駅の箱根湯本駅と強羅駅で販売する。同社は座席券料金の収入の全額を、東日本大震災の義援金として「あしなが育英会」へ寄付する予定。
併せて、浴衣を着て「チャリティーあじさい号」に乗車するとオリジナルグッズ「出山の鉄橋ストラップ」を進呈する企画も用意する。
座席券料金は、大人=300円、子ども=150円。7月3日まで(7月1日運休)。