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ポーラ美術館が沢水を生かして室温冷却-エコイベントも

涼しげにガラス面を流れる水で節電を実施

涼しげにガラス面を流れる水で節電を実施

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 箱根のポーラ美術館(箱根町仙石原、TEL 0460-84-2111)は節電対策として、敷地内を流れる沢水を利用した室温の冷却を行っている。

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 同館は自然への影響が少ない配置を取っており、箱根の自然と共生することをコンセプトとしている。今回の取り組みでは自然資源の有効活用に努める。

 2カ所の加圧ポンプを使ってガラス天井に沢水を流し、ガラス全面に流水域を作ることで直射日光を遮断する効果があるという。室温は3~4度下がり、節電につなげることができる。流した水は雨水用ろ過器を通し、トイレの洗浄水として再利用する。

 8月6日に行う自然ガイド「エコゼミ!自然との共生と地震対策」では建物や遊歩道を歩きながら、同館の免震構造などを説明する。同館は直径74メートルの円形壕(ごう)に免震ゴムを設置し、建物を載せる構造。地震から守るだけではなく、地下水脈を壊さず、建物の高さ8メートルに抑えるなどの自然への配慮が施されている。対象は小学4年生以上。先着20人。参加無料。13時から。

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