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湯河原町が「海抜表示板」を設置-津波被害を教訓に

交通量の多い国道135号線に向けて設置されている表示板

交通量の多い国道135号線に向けて設置されている表示板

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 湯河原町は津波避難対策の事業の一つとして、海抜20メートル以下の地域に海抜表示板の設置を進めている。

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 海岸に面した温泉町として古くから親しまれる同町は、海抜20メートル以下の地域に町民の35パーセントが暮らしている。東日本大震災の津波被害を教訓に、避難の目安とするため海抜表示の設置を始めた。

 円形の表示板には海抜10メートル以下=黄色、10~15メートル=青色、15メートル以上=緑色の3色に色分けし、96カ所に設置。青色の四角形板には「津波に注意」の文字と海抜を表示し、42カ所の電柱に設置する。

 併せて、「湯河原町海抜マップ」も作成。自宅の海抜の確認と高台の目安に役立てるため、円形表示板と同様に色分けし、「津波から身を守るための5つのポイント」も記載した。

 今後も町民や観光客の目に付きやすい場所への設置を進めるという。

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