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小田原で復興支援イベント「いわて・北三陸食フェア」-初日は完売

「短角牛まん母ちゃんの会」(岩手県久慈市)の皆さん

「短角牛まん母ちゃんの会」(岩手県久慈市)の皆さん

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 小田原市ティーモールフレスポ(小田原市前川)のフードシティーで1月28日・29日、「がんばろう!いわて~いわて・北三陸食フェア~」が開催されている。

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 出店しているのは、岩手県の北部に位置する久慈市の「久慈短角牛まん」と野田村の「野田福来豚(ふくぶた)炙り丼」の2店。それぞれ同地の人たちが販売を担当し、地元の味を紹介しながら地域の魅力も伝えている。

 「短角牛まん」は、年間500頭しか流通していないという「いわて山形村短角牛」を使い、赤身肉の旨みを生かした中華まん。人気料理番組に出演経験のある曽明星(そうめいせい)さんがプロデュースを手掛けた。久慈市戸呂町の女性たちが手作りしているため、現在はイベント限定生産になっている。

 「福来豚炙り丼」は地元ブランド豚「南部福来豚」を使い、豚肉本来の旨みと甘辛のたれを掛け合わせた。小田原でまちづくり活動をするNPO法人「小田原ブランド元気プロジェクト」と野田村の職人のコラボレーションで実現し、今回が初出店となる。

 岩手県の同地とのつながりは、震災後の支援活動から始まった。小田原のNPO法人「小田原ブランド元気プロジェクト」と「仕事人倶楽部」が、支援の人手が足りない地への復興支援を岩手県に相談。同地で炊き出しや復興支援ライブイベントなどを行い、「商業の復興・再生を目標に、そのきっかけになれば」と今回のイベントの開催が決まった。今後は、同地で食に関するサミットの開催も視野に入れている。

 初日の28日の売り上げは「牛まん」400個、「炙り丼」120食を完売。予想以上に好評であったため、時間を繰り上げて終了した。29日は正午には予定数に達する可能性もあり、早めの来店を勧めている。

 価格は「久慈短角牛まん」1個=250円、「野田福来豚(ふくぶた)炙り丼」ミニ丼=350円。29日の販売時間は10時~15時の予定。

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