JRの東海道線と伊東線の小田原駅から伊東駅までにあるレトロな木造駅舎8駅を巡る小さな旅が静かなブームになっている。
このブームの発端となったのはJR東日本横浜支社が行っている「木造駅舎スタンプラリー」。木造駅舎に用意されているスタンプを4個集めると認定書がもらえる。期間は5月31日までだが、スタンプラリーが終わっても木造駅舎を楽しもうとする人もいるという。
JR東海道線の小田原~熱海の区間では、早川駅(大正11年建築)、根府川駅(大正13年)、真鶴駅(大正13年)の3駅。JR伊東線の熱海~伊東の区間では、来宮駅(昭和10年建築)、伊豆多賀駅(昭和14年)、網代駅(昭和10年)、宇佐美駅(昭和14年)、伊東駅(昭和14年)の5駅であわせて8駅が木造駅舎となっている。
いずれの駅も大正や昭和の郷愁が感じられる風情や面影が残る。海沿いであるため漁港が近いことも特徴。駅周辺の観光も呼びかけている。