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【エリアニュース】日本生まれの「ビーサン」と「ギョサン」。ルーツは「草履」

日本発祥の履き物で世界各地で利用されている「ビーチサンダル」。アメリカのデザイナーで事業家のレイ・パスティンが、日本古来の履き物「草履(ぞうり)」からヒントを得て企画。神戸にあるゴム製造メーカーの内外ゴム株式会社が開発する品質の良いゴムで製造した。このゴムの開発に尽力したのが内外ゴムの生田庄太郎。時は1952年(昭和27年)のこと。ビーチサンダルは、アメリカ・カリフォルニアのロングビーチなどで話題となり注目を集めた。1953年に内外ゴムも「ビーチウォーク」とネーミングしてハワイへの輸出。爆発的な人気商品となった。その後、日本人向けの「ブルーダイヤ」も1955年発売。「ビーサン」の愛称で夏や砂浜での必需品になった。日本国内でビーチサンダルを発売したのは1955年で店舗は葉山にある「げんべい商店」。当時の店主は足袋職人であった3代目葉山源一。「葉山とビーサン」の歴史がここからスタートする。すべりにくいサンダル「ギョサン」も草履から始まりビーサンに至る潮流の中で「漁師目線」で働く人々の安全を加味して誕生してきている。当然、ギョサンの発祥も日本。 写真=草履(左)とギョサン(右)。写真提供=マツシタ靴店

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