2月16日7時30分。「14日から降った雪が箱根外輪山に残り放射冷却によって、澄み切った冬景色が見ることができました。今の時期は釣りも禁漁のためボートも出ておらず、遊覧船の運航前のため引き波もなく逆さ富士も見事でした」と話すのは、箱根園に勤務する稲葉健二さん。「2月14日から降り出した雪は予報にないくらいに積雪して、箱根内でも箱根新道がノーマルタイヤでスタックした車で通行止めになったりして一時的に混雑しました。明けた2月15日には、各施設が除雪作業をおこない、箱根園もやっと午後には平常に戻りました。そんな大変な思いをした16日にはその疲れを労うように、素晴らしい箱根の魅力を見せてくれました。箱根で30年以上勤務しておりこのような景色は見慣れてますが、この日の光景は最高でした。自然がおりなすこのような景色はやっぱり美しいと痛感しました」と話す。雪かき作業で疲れたご褒美だと思い、箱根で勤務できるありがた味をかみしめている様子。「今、箱根が魅力的。ぜひ箱根へ。そして箱根園に」と呼びかけている。写真は2月26日7時30分。箱根町芦ノ湖畔で撮影。外気マイナス4℃。撮影＝稲葉健二さん。