「箱根ホテル」の歴史は、江戸時代から箱根宿の本陣として由緒ある旅籠「はふや」から始まる。富士屋ホテル三代目社長の山口正造が1923（大正12）年に買収。1923（大正12）年9月の関東大震災や、1930（昭和5）年11月の豆相地震による全壊など自然災害や、ドイツ海軍への貸与など経営の根幹を揺るがす事態を乗り越えて現在に至っている。大正、昭和、平成、令和の4つの時代に高原の湖畔リゾートを提供。常連客が多いホテルとして知られている。