芦ノ湖畔の「元箱根」は、その昔、箱根神社の門前町・宿場町の中心として「本箱根」と呼ばれていた。箱根園でアクティビティを担当し、地域観光を推進する横断的な組織である箱根プロモーションフォーラムにも所属する稲葉健二さんは、「今も芦ノ湖の遊覧船や観光船、路線バスなど交通の中心になっており、増加している海外からの観光客の観光スポットでもあり、芦ノ湖畔の交通の拠点になっている」と話す。お勧めの観光コースとして、箱根神社を参拝して畔にある「平和の鳥居」（湖上鳥居）は近年フォトスポットとして有名な場所。湖畔を歩き元箱根港にはパン屋さんやチーズケーキ、最近オープンしたバターサンドのお店で一休みもできる。芦ノ湖と富士山を高台から眺められる成川美術館で日本画を堪能するのもよし、旧街道の杉並木の歴史を感じながら恩賜箱根公園、箱根町の箱根関所跡までの散策もよし。江戸時代箱根越えをする人の気持ちにもなれる。稲葉さんは「私どもの箱根園を始め芦ノ湖畔は魅力にあふれている。ぜひ訪ねていただければ」と呼びかける。