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箱根駒ケ岳山頂で秋を彩るトリカブト 触れずに距離をおいた観賞を呼びかけ

箱根駒ケ岳山頂で神秘的な青紫の花「トリカブト」が秋を彩っている。標高1356メートルの箱根駒ケ岳。山頂には箱根元宮が鎮座し、四季折々に美しい自然が広がっている。秋が深まる9月から10月にかけて、この山頂を彩るのが「トリカブト(鳥兜)」。箱根駒ヶ岳ロープウェーの石井裕之さんは「トリカブトは、深い青紫色の花を咲かせる多年草。兜(かぶと)のような独特の花の形から『鳥兜』と呼ばれています。凛とした姿と鮮やかな色合いは、霧に包まれることも多い駒ケ岳の山頂でひときわ目を引きます。ただ、毒草のひとつ。『アコニチン』という有毒成分を含みますので、鑑賞の心得として触れずに距離を取って楽しんでください」と話す。石井さんは、箱根駒ケ岳のトリカブトは、秋にしか見られない山頂の特別な彩りを演出する主役と位置づけ、「青紫の花とともに、山の清らかな空気と神秘的な雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか」と呼びかけている。(撮影・取材協力=石井裕之さん)

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