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小田原でブリ大漁、漁港に賑わい-例祭にブリを飾ったみこしも

神輿にブリを飾って堂々と宮入(昨年の様子。撮影=松下善彦)

神輿にブリを飾って堂々と宮入(昨年の様子。撮影=松下善彦)

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 小田原漁港(小田原市早川1)で4月24日・25日、ブリが大漁となり漁港がにぎわいを見せた。

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 定置網でブリ1000本を越える水揚げになると、船は船首に大漁旗を掲げて入港する。この2日間、2000本を越える船も出たようで、漁港は活気に満ちた光景が見られた。

 かつて、小田原はブリの水揚げでは全国で上位だった時代もあり、「ブリ御殿」などの言葉も生きていた。しかし、1960年代後半より水揚げ量が激減。現在、森の再生からブリの来るまちを目指す活動なども行われている。

 活動を牽引する「ブリの森づくりプロジェクト」代表の川島範子さんは「ブリが小田原に入ると街に活気が出る。森の再生で海を生き返らせる活動をていねいに積み重ね、大漁が続く海を森から支援していきたい」と話す。

 5月5日には小田原周辺の各神社で「例大祭」が行われる。ブリが大漁だと「魚河岸」地域のみこしに、生のブリ2本が飾られ宮入。今年もこの光景が見られる可能性が高くなった。

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