小田原市最大の祭り「北條五代祭り」が5月3日をメーンに小田原城銅門広場とその周辺、と市内を会場にして開催される。
戦国時代に小田原城を拠点とし、五代約100年にわたって栄華を極めた戦国大名北條氏を偲ぶ同祭。前日の2日に箱根町湯本早雲寺にある北條五代歴代城主墓前で供養。あわせて同祭関係者による成功祈願が行われる。その後、武者姿で3日のPR活動を実施する。
本祭の3日は「北條五代ふるさとサミット」からスタート。同サミットでは、井原市(岡山)、沼津市・三島市・伊豆市・伊豆の国市(静岡)、鎌倉市・小田原市・箱根町、八王子市、川越市・寄居町(埼玉)の各首長が集結して開催される。
サミットに続いて開会セレモニー、武者隊による出陣式へと続く。講談師による解説、鉄砲衆による軍陣勧請の砲、出陣の砲、出陣太鼓、などが行われ武者隊が出陣する。五代城主を模した武者行列、吹奏楽部、陸上自衛隊などの音楽隊、小田原ちょうちん踊り、神輿などのまち衆隊含めて1800人が市内を練り歩く。
併せて、全国の忍者を統一しようとした五代目風魔小太郎の思いを、現代に再現する設定で「天下一人忍者決定戦」(12時40分~)が開催され、優勝者には、「六代目風魔小太郎」襲名の栄誉が与えられる。
さらに、北條一党の時代パノラマを4人1組の騎馬戦で再現する「平成小田原大合戦」(13時20分~)も開催される。
ゴールデンウイークの小田原は、「小田原城北條六斎市」(4月28~5月6日)、「小田原城名物市」(5月3日・4日)、「北條ジャズフェスタ」(5月4日・5日)、「北條音力」(5月6日)を関連開催。市内では、小田原周辺の各神社で「例大祭」(5月5日)、小田原まちなか市場(5月3日)なども行われ賑わいを見せる。