ザ・プリンス箱根(箱根町元箱根、TEL 0460-83-1111)は6月12日、開業35周年を迎えた。
富士山を望む芦ノ湖畔のロケーションを生かして1978(昭和53)年6月12日、「箱根プリンスホテル」(客室数96室)として開業した同ホテル。建築家・村野藤吾が「自然景観への調和と対比」をテーマに、「湖畔から30メートル離す」「建物の高さは接着地盤面から13メートル」というポリシーを掲げて設計した。国際的な催しも多く、日米財界人会議(1982年)、四極貿易大臣会合(1989年)、日英首脳会談(2003年)などの場として利用された。
現在、35年を記念して、開業からの歩みを振り返るパネル展示、宿泊プラン、開業当時のメニューの再現など各種の企画を実施している。
「35年の歴史を振り返る想い出パネル展示」ではホテル棟の建設の様子、完成した当時の客室、宿泊客を迎えたフロントなどの写真が展示される。
メーンレストランでは、開業当時から現在までの歴代ディナーメニューの中から再現する「開業35周年記念 復刻ディナー」を用意。ヒレ肉・シャトーブリアンを開業当時に好評だったフランベサービスで提供する。併せて、開業当時に宿泊客からの要望に応えて販売していたプリンを当時のレシピで再現して販売。35年の歴史を味わってもらう趣向。ほかにも、メモリアルプランの販売やThank You抽選会を行う。