箱根の仙石原のススキの草原は、まもなく黄金色のじゅうたんを敷き詰めたような風景になり、箱根の秋の風物詩といわれるススキの見頃(9月中旬~11月中旬)が始まる。
仙石原の台ヶ岳の北西麓一帯には、広さ18ヘクタール、東京ドームの約4個分の広大なススキ草原が広がっている。ススキを堪能しながら一本道を歩いて登れば、見渡す限りの黄金色の海のような景色が楽しめ、「かながわの景勝50選」にも選ばれている。
箱根のススキは、夏の終わりから穂先が黄色くなり始め、青々とした茎を持ったすすきになる。晩秋にかけて一本一本が黄金色に変わり、太陽の光を受けて黄金色のじゅうたんを敷き詰めたような風景となる。
箱根登山バスは10月5日~11月10日までの土曜・日曜・祝日限定で、ススキ見物に便利な「仙石すすきバス」を運行。強羅駅から桃源台までを結ぶルートで、ススキの名所に行くには「仙石高原」が最寄のバス停になる。今年は例年より若干早めに見頃を迎えると予想されている。