富士屋ホテル「花御殿」のルームキー刷新-3D技術で花の絵柄再現

先進の3D技術「カシオアート」でルームキーをリニューアル

先進の3D技術「カシオアート」でルームキーをリニューアル

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 富士屋ホテル(箱根町宮ノ下、TEL 0460-82-2211)は12月、「花御殿」の竣工77周年を記念して花御殿全室のルームキーをリニューアルした。

スイートルーム「桜」

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 1936(昭和11)年の竣工以来、同ホテルのシンボルとして親しまれてきた花御殿。客室43室全てに花の名前が付けられており、そのモチーフが客室のドアやじゅうたんなど、細部の装飾に施されている。

 ルームキーもその一つで、画家の三井萬里が描いた花々が描かれている。このルームキーの特徴がその大きさ。初代から3代目までのルームキーのサイズは、縦25センチ×幅10センチ×高さ1.3センチ、キーチェーンの長さ14センチ、重さは300グラムもあった。

 リニューアルした今回の4代目は、カシオ計算機(東京都渋谷区)の先進の3D技術「カシオアート」を使って作った。熱を加えることで膨張する特殊な用紙を用い、絵や写真に100段階以上にわたって微妙な凹凸を持たせる技術で、三井萬里が描いた繊細な花の絵柄を立体的に再現。大きさも、宿泊客が持ち運びやすいサイズに変更した。同ホテルロビー「マジックルーム」では、「カシオアート」を用いた花御殿の絵画も展示している。

 同ホテル広報担当の趙昶賢(チョウチャンヒョン)さんは「花御殿竣工77周年の記念にふさわしい出来栄え。昔のものは守りながら、新しい技術とコラボして、さらに花御殿の花がきれいに体験できるので来館いただければ」と話す。

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