小田原の曽我梅林(別所会場・原会場・中河原会場)と小田原城址公園を会場にして現在、「小田原梅まつり」が開催されている。
メーン会場となる「曽我梅林」は、仇討(かたきかうち)の物語でも知られる曽我兄弟の故郷で、別所地区、原地区、中河原地区3カ所の梅林の総称。白梅、紅梅、しだれ梅など、3万5千本の梅を楽しむことができる。
同地区から眺める富士山は「関東の富士見百景」にも選定される絶景。「梅まつり」の期間中は、2月11日の「流鏑馬(やぶさめ)」、郷土芸能の「小田原ちょうちん踊り」(同22日)、「寿獅子舞」(同15日、22日、3月1日)、「種とばし大会」(2月21日)など多彩なイベントが行われている。
中河原会場の「瑞雲寺」の梅は、春の到来を感じさせるように咲き、人々の目を楽しませている。同地域に出店している移動カフェ「Alfieri Cafe(アルフィエリカフェ)」のオーナー・深瀬恵里さんは「天候に恵まれ、青空に梅の色が鮮やかできれい。多くの人が梅に癒やされている」と話す。
3月1日まで。