一般社団法人「はこねのもりコンソーシアムジャパン」(箱根町仙石原)が運営する「はこねのもり女子大学」が7月19日、「フォト授業」を開講した。
今回で2回目となる同講座。今回の被写体は、チャップリンやジョン・レノンが訪れ世界の著名人たちに愛された名門クラシックホテル「富士屋ホテル」。撮影は本館ロビー、地下の廊下、花御殿、温水プール、史料展示室などで行われた。受講者たちは、趣のある建物や歴史を感じる道具類、インテリアなどにレンズを向けシャッターを切っていた。
フォトグラファーの遠藤桂さんが主宰する「箱根写真美術館」と連携して開かれた同講座。写真の基礎を学びながら撮影した個人作品に対し、遠藤さんはコメントやさらに魅力的な写真を撮影するためのこつなどをレクチャーした。
同講座では、作品の中から、「あかり」(撮影=吉井小鈴さん)、「タイプライター」(撮影=下谷地直子さん)、「窓」(撮影=志賀可奈子さん)が秀作として選ばれた。
遠藤さんは「参加した方々は、クラシックホテルの空間の中でワクワクしながら撮影していた。女性らしい視点でアングルを決め、差し込む光や時の流れなどを画面の中に表現し、レベルが高い作品となった」と講評した。