小田原出身の総合格闘家・佐藤ルミナさんが現地時間7月10日(日本時間7月11日)、米国ネバダ州ラスベガスで開催された「UFC100」のプレイベントでオリジナルロゴ入りの漁業従事者用サンダル「ギョサン」を出品し、注目を集めた。
ルミナ選手は以前から試合の入場時などでオリジナルロゴ入りの「ギョサン」を使用しており、同品を扱うマツシタ靴店(小田原市栄町)の松下善彦専務とは小学校時代からの旧知の間柄。2年ほど前に地元のイベントで「ギョサン」を出品している松下さんと偶然再会したのがきっかけで、「履き心地」「丈夫さ」「安さ」「フィット感」などを気に入り、以降普段からも愛用しているという。
米国の総合格闘技大会「UFC100」を前に行われた「UFCファンエキスポ」内のグラップリング大会「グラップラーズクエスト」に招待選手として参加していたルミナ選手は、「アメリカで『ギョサン』を売ってみたら面白いのでは?」と思い、自身のブース内でオリジナルロゴ入りの「ギョサン」を出品したところ即完売したという。
「外国人は足が大きく30センチくらいは普通にあるのでもっと大きいサイズが必要だった」「向こうには『便所サンダル』というものがないので『便所サンダルカラー(茶色など)』はとても珍しがられ喜ばれた」などのエピソードも。
翌12日(日本時間)、ルミナ選手は「グラップラーズクエスト」初日のメーンカードに出場し、同大会を7連覇している強豪ユリシーズ・ゴメスと対戦、見事に一本勝ちで勝利している。
小田原に自身のジムを構えるルミナ選手は「今後も選手の育成やジムの発展と合わせてギョサンブランドで小田原を盛り上げていければ」と話す。