箱根町社会教育センター(箱根町小涌谷)で7月16日、「手打ちそば教室」が行われた。
教室は、公民館学習文化事業の一環として昨年末の受講者を対象に復習を目的として行われたもの。
昼の部に参加した受講者は、講師の実演後にそば粉と小麦粉の「配合」、その粉を良く混ぜ合わせ空気に触れさせる「ふるい(風通し)」、徐々に水を加えて均等に水がなじむようにこねる「水回し」などの工程を、前回受講した記憶を頼りに作業に取り組んだ。
「粉の配合は、そば粉7に対して小麦粉3の割合で、一番大事なのはその後の『風通し』『水回し』などの生地になる前の工程。そば粉と小麦粉、空気と水がバランス良く均等になじむよう、これらの行程は特に時間をかけてじっくり行うように」と講師の小林勤さん。
箱根町教育委員会生涯学習課社会教育センター館長の澤地彩江さんは「昨年参加された方に復習の機会が設けられないものかと講師の小林さんに相談し、今回『復習編』として開催することができた。自宅で腕を振るっていただき、家族でおいしいそばを楽しんでもらえれば」とも。
出来上がったそばはその場ですぐに食べることができ、受講者は「自分の打ったそばでさえ打ち立てはうまい。何か感慨深いものがある」と満足げな様子。最後は講師の小林さん自らが打ったそばを堪能した。