小田原のマツシタ靴店(小田原市栄町1、TEL 0465-24-2233)が6月24日、蓄光タイプの漁業従事者用サンダル「ギョサン」を発売し話題を集めている。
今回発売した「night fire(鬼火)」は、明るい場所ではライムグリーンカラーだが、光を吸収させ蓄えることで暗闇でも発光する仕組みになっている。「この商品は素材が金型にこびりつきやすく成型も安易ではないため、構想から製品化するまでに3年の年月がかかり、ようやく完成した」と同店専務の松下善彦さん。
ギョサンのヒットにより小田原の名所の一つとしてガイドブックに掲載されるほどになった同店は、今年3月、各地の日本一を集める「日本一ネット」から「ギョサン取扱量日本一」に認定された。「2002年の販売開始から現在まで累計1万5千足以上を売り上げた。今年の売り上げは昨年同期と比較して20%増し」とも。
松下さんは「GWには試験的に『ツイッター割引』を行い好評をいただいた。最近ではギョサンのルーツでもある『母島ギョサン』やギョサンの素材を元にした『ローヒールパンプス』なども発売し、さらなる話題作りに力を入れている」と話す。
価格は、男性用=1,000円、女性用=900円。
営業時間は9時30分~18時30分。