電池を動力源としたロボットが東海道五十三次(500キロ)に挑戦している。まもなく道中最大の難所「箱根越え」が控えている。
身長17センチ、傾斜角度約18度に対応、速度 2~3キロ、動力は充電式EVOLTA(12本)、素材はカーボン素材、プラスティック、チタン合金使用――これが電池で動くロボット「エボルタ」のプロフィール。10月2日現在、平塚宿までを走破。天候などが順調であれば、4日には小田原宿に到着。その後、高低差864メートルの難所、箱根越えに挑戦する。
「エボルタ」にとって今回の挑戦は、アメリカのグランドキャニオン、フランスのル・マンに続く3回目。生みの親であるロボットクリエーターの高橋智隆さんは「今回は信号で止まり、最大傾斜18度の坂を上るなど、電池のパワーも必要になる」と話している。
走行の様子はユーストリームで生中継しており、沿道で応援する風景も見られる。9月23日に日本橋を出発。おおよそ50日かけて京都まで走破する予定。