地域の将来を多角的な視点で見つめ、農林、漁業、地場産品などに知恵を集約してまちづくりを考える「第3回ローカルサミット小田原・箱根」が10月22日、始まった。
「まちづくり」を考える各地の仲間が企画を立ち上げ、これまで北海道の十勝(2008年)、愛媛の松山・宇和島(2009年)で開催された。今回が3回目。
初日の22日は、報徳会館(小田原市城内)で開会式とオーブニングレセプションが開催された。同実行委員長の鈴木悌介さん「新しい物差しを見つけよう。お金が主体の世は寂しい世の中になってしまう。お金ではない新しい物差しで価値を計ろう」と呼びかけ、参加者には、かつて小田原で全国7割を生産していた「竹ものさし」を進呈した。
翌23日は、「海」「農林」「手仕事」「二宮尊徳」など、6つのテーマでのフィールドスタディーが各会場で行われ、午後は11のグルーブによるパネルディスカッション「G11小田原評定」を予定する。
最終日の24日は、ローカルサミットのまとめ作業と発表を、活性化したまちづくりへのスタートの願いを込めて、ほぼ閉鎖状態となっている小田原駅前地下街で行う。お別れ昼食会は、同日に行われている「マルシェ・ジャポンin小田原・箱根」と連動して実施予定。