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小田原城二の丸広場で恒例「北條六斎市」-被災者支援であえて開催

春の日差しに「張り詰めていた気持ちがゆるんだ」と来場者

春の日差しに「張り詰めていた気持ちがゆるんだ」と来場者

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 春のイベントの中止が相次ぐ中、小田原城二の丸広場で「東日本大震災義援・北條六斎市」が開催されている。

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 主催は小田原市商店街連合会を中心とした小田原城北條六斎市実行委員会。同連合会専務理事の伊東征一さんは「中止もやむをえない、自粛すべきという意見も理解できる。だが小田原でも例外なく経済活動は大きく落ち込んでおり、被災地の方々にできる限りの支援をするとともに、こういう時こそ盛り上げることが必要と考え実行を決めた」と話す。

 「小田原城北條六斎市」は、小田原北條氏が相模国の5カ所で「六斎市」を開き近隣諸国と交流を図っていたことにちなみ始まったもの。当初は3月28日から開催予定だったが、他のイベント中止を受けて期間を前倒しし26日から1週間の開催となった。

 恒例の骨董(こっとう)市をはじめ各地の農産物・加工品を販売。例年より来場者は少ないものの震災以来久しぶりににぎわう様子が見られた。出店している約50店に募金箱を設置、義援金は小田原市を通じて被災地に送られる。

 開催時間は10時~17時(4月1日は15時まで)。4月1日まで。

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