小田原で11月5日、人気パティシエ鎧塚俊彦さんの新店舗「一夜城 Yoyoizuka Farm」(小田原市早川、TEL 0465-24-3150)がオープンし、話題の味を求めて多くの人がつめかけた。
地元食材を使った料理とスイーツを提供する同店。レストランとパティスリーに野菜直売所のマルシェを併設している。店舗面積は計50坪。レストランの席数は28席。相模湾を望む斜面には約2500平米の畑もあり、かんきつ類やベリー類、野菜などを栽培する。
パティスリーの主力商品は「一夜城ロール」(1,500円)。間伐材のヒノキ板にロールケーキをのせるもので、ヒノキの香りと共に味わう。ほかにも、オリジナルアイスの「ゆず」「温州みかん」(各350円)、パウンドケーキの「スリーズピスターシュ」「パウンドポティロン」(各1,700円)など同店限定の商品も用意する。
「地元農家による畑の管理や食材の提供を受け、地元と一体となって展開する新しい形の店舗を目指す」と同店広報担当者。36人の農家が旬の地場産野菜を販売するマルシェと共に、5日・6日には地元の商工会などが露店も出店。ひものなど地元の味を提供する。
当日はオープン30分前から行列ができ、合計80台収容できる駐車場は満車となった。オープン時間には約120人がつめかけ、入店制限をかけて対応。鎧塚さんは行列に並ぶ人たちにケーキを配るなどして、感謝の意を表した。
営業時間はパティスリー=10時~19時、レストラン=10時~21時、マルシェ=10時~17時。火曜定休。5日・6日と11月中の土曜・日曜はバスの運行も行う。