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「小田原スイーツ」ブランド開発始動-有名パティシエらがパネルディスカッション

「小田原スイーツ」について意見を交わすパネリスト7人

「小田原スイーツ」について意見を交わすパネリスト7人

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 小田原ダイナシティ(小田原市中里)で11月13日、パネルディスカッション「Odawara Sweets Premium~小田原スイーツあったらいいね~」が開催された。主催は小田原ブランド元気プロジェクト。

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 パティシエ業界の有名シェフや市内洋菓子店のシェフなどを迎え、小田原のフルーツなどの農産物を中心とした「小田原スイーツ」の可能性についてパネルディスカッションを行った同イベント。今回は飲食店で提供するスイーツについて意見を交わした。

 パネリストには市外から柳正司さん(パティスリー・タダシヤナギ)、深瀬恵一さん(エスペランス)。市内から鎧塚俊彦さん(ToshiYoroizuka)、草間次郎さん(樫の木)、江原稔夫さん(スイートベリー)ら洋菓子店オーナーシェフのほか、創作料理の伊藤勇作さん(菜こんたん)、JAかながわ西湘の鈴木一正さん(朝ドレファーミ)も迎えた。

 ディスカッションでは「テイクアウト前提のパティスリーと違い、飲食店なら表現の制限が無くなる。温度・柔らかさなどさまざまなものが可能」という反面、「料理とスイーツを同じ場所で作るには設備的な問題もある。最小限でできるものを考えなければ」という指摘もあった。

 小田原らしさを表現するには「地元の農家に協力してもらって、地元の農産物を使う」「小田原には一般にはあまり売っていない品種を作っている農家がいるので、そういうものも使えるのでは」などの意見が聞かれた。

 コーディネーターを務めた同プロジェクトの栗田さんは小田原スイーツがあったらいいと思う人に拍手を求めた。観客は大きな拍手を送り、同日からプロジェクトが始動することが決まった。

 今後は、飲食店だけでなくテイクアウト用スイーツも検討予定。スイーツブランド化により観光客の滞在時間を延ばし、おみやげの購入を促すことで経済の活性化をねらう。

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