小田原の食材を使った「小田原どん」の提供店に新たに5店舗が加わり、12月7日から提供することが決まった。
「小田原どん」は魚介や足柄牛、野菜、特産品のかまぼこや梅干しなどを使い、小田原漆器の器に盛るご当地グルメ。現在、和・洋・中の20店が各店独自のメニューを提供し、観光客や市民に広く認知されている。
小田原どん提供店連絡会は11月13日、「小田原どん認定式」を小田原ダイナシティで開催し、認定証を手渡した。新しく参入するのは、「和食創作 En~えん~」「そば処 小田原橋本」「海鮮丼屋 海舟」「料亭 門松」「本格和牛 和牛屋」の5店。同会の尾崎会長は「小田原どんとは地元の上質な食材と伝統工芸をおもてなしの心を持って提供するもの。新しい食文化として発信したい。25店で違うものを出しているので全部味わってほしい」と利用を呼び掛ける。
新規提供店の一店「和食創作 Enn~えん~」(小田原市栄町)の広報担当者は「2カ月かけて、舌の肥えた地元の人にも満足してもらえるように試行錯誤した。アジのかき揚げとなめろうの丼に、アジのだしと梅・ゴマの薬味を加えて茶漬けでも味わえる。味の変化を楽しんでいただければ」と話す。
新規店で提供するメニューは12月上旬からホームページで確認できる。