第88回東京箱根間往復大学駅伝競走(主催=関東学生陸上競技連盟、共催=読売新聞社)の復路が1月3日に開催され、東洋大が10時間51分36秒の大会新記録で総合優勝を果たした。
新記録で往路優勝した東洋大は8時に芦ノ湖をスタート。6区「山下り」に起用された市川孝徳は59分16秒で区間賞を獲得した。7区=設楽悠太と8区=大津顕杜もペースを緩めず、独走状態をキープ。
設楽は1時間2分32秒で区間新、大津は1時間4分12秒で区間賞を達成。4区=田口、5区=柏原に続き、5区間連続で区間賞を獲得し、2位との差を9分に広げた。
気温が上がる中、9区=田中貴章は順当に1位をキープし、10区=斎藤貴志へたすきを渡した。斎藤は1時間9分45秒の区間新記録でゴールテープを切った。チーム合計6区間の区間賞と往路・復路新記録が、総合記録を大幅に8分15秒更新する新記録を生み出した。
2位争いは早大・明大・駒大の3チーム。アンカーにエース鎧坂を残す明大が徐々に遅れた。9区で駒大の窪田が仕掛け早大を引き離し、2年連続区間賞の好記録でトップとの差を縮めた。明大はアンカー鎧坂が早大を抜き、順位を上げた。結果は2位=駒大、3位=明大、4位=早大、5位=青山学院。
2年ぶり3回目の総合優勝を圧倒的な強さで決めた東洋大。全員で秒差を削り、昨年の雪辱を果たす結果になった。