ロンドンオリンピックへの代表入りが決定した女子マラソンの尾崎好美選手の出身地、神奈川県山北町は喜びの中、応援態勢の検討を始めた。
山北町(岸地区)出身の尾崎好美さんは山北中学校卒業後、相洋高校に進学して陸上を本格的にスタートさせた。その後、第一生命に入社。154センチの小柄でありながらダイナミックな走りには定評があり、その走る姿は出身地・山北町民に元気を与えているという。
マラソンとしては珍しい周回コースで行われるロンドンオリンピック。コーナリングや石畳のコースなど今までにない状況で行われる。尾崎選手は選考会3レースに出場。名古屋ウィメンズマラソンで日本人トップの2位に入り、代表に選ばれた。町民からは「オリンピックでも底力を出して頑張れると思う」という声が聞かれる。
レース当日の8月5日には中央公民館で「応援会」の開催を決定。同町役場生涯学習課長の三尋木重夫さんは「素晴らしいことで喜んでいる。オリンピックの際には町民全体で応援する。役場や駅などでの応援横幕の準備も進めている」と話す。