小田原近郊の橘商店会が現在、郊外の住居地域まで商店トラックで訪ねる「出張商店街」を実施している。
交通手段がない等の理由で買い物に困る地域や子育て中で外出する時間の無い人などに、店主とのコミュニケーションを楽しみながらの買い物の機会を提供することを目的とする同企画。商店側にとっても顧客の増大に結びつく可能性があるという。
小田原市の協力もあり、3月から1年間で7カ所、1カ月に1回のペースで実施。1日平均120世帯分が買い物をする。開催しない日には宅配で届けるサービスを実施している商店もある。
小田原市橘商工会の周東傳(しゅとうつたえ)さんは「住民の方にも商店にもメリットがあるので継続して実施していきたい。ぜひ出張商店街にお出かけいただければ」と話す。
次回開催は7月8日8時20分から。巡回場所はホームページで確認できる。