小田原城天守閣(小田原市城内、TEL 0465-23-1373)で11月1日より企画展「小田原城天守閣所蔵優品展」が行われており、連休中は多くの人出でにぎわいを見せた。
同市のシンボルでもある3重・4階の天守閣では、1960年に復興されて以来収集してきた約1,600点の所蔵品の中から「特に優品」を選び、同市指定文化財の刀「康春」や小田原城図「弘化図」を中心に古文書や刀剣、美術工芸品など34点を展示している。
会場では、歴代城主の北条家、大久保家両家の所蔵品である甲冑や刀なども展示。来場者の中でも、特に男性が熱心に見入るする姿が見られた。最上階の廻縁・高欄では晴天に恵まれたこともあり、大勢の観光客が360度見渡せる秋の景色を楽しんでいた。
担当の湯浅さんは「今回は小田原を代表する刀工である『康春』の作品など、普段は展示することが難しい刀剣類を展示したのでこの機会にぜひ楽しんで行ってほしい」と話す。
開館時間は9時~17時。入館料は大人=400円、小・中学生150円。11月30日まで。