小田原市内を中心に2月9日、桃の節句を祝う「おだわら雛(ひな)の道中」が始まった。
11回目となる同イベント。小田原市内32の店舗・施設にひな人形が飾られ、市内が「ひな人形の競演」で華やいでいる。いずれも由緒あるものが多く、各店では趣向を凝らした飾り付けを行っている。
少し前まで小田原では、女の子たちが友達のひな人形を見に家々を訪ね回っていたという。「おだわらやんべぇ倶楽部」と共に同イベントを推進するNPO法人「小田原まちづくり応援団」の平井丈夫さんは「懐かしい童心に帰って、あの日のひなを見つけに街を巡ってみてほしい。小田原の魅力を発見できるはず」と話す。
会期中、「清閑亭」「大長院・寺町集会舎」「和カフェChaCha」ではイベントも開催。小田原駅観光案内所のほか市内各所で参加店のマップ・解説が付いたパンフレットを用意している。
3月3日まで。