箱根一帯で事業展開する伊豆箱根鉄道は7月12日、インバウンド観光客の増加に備え、留学生の協力を得てモニターツアーを実施した。
留学生の視点で感じた意見を収集し、今後の誘客事業に活用することを目的とした同ツアー。2013年の外国人訪日客が初めて年間1000万人に達したことや、箱根町の外国人宿泊者数が過去最高の16万8000人になったことを受けて行われた。当日は、日本大学に留学している大学生40人が、同社の観光施設である「箱根駒ヶ岳ロープウェー」「箱根芦ノ湖遊覧船」「伊豆水津シーパラダイス」などの施設を巡った。
ツアー後の意見交換会では、観光スポットとして満足度が高いとの評価が出ると同時に、具体的な改善方法やアイデアなども挙げられた。同社の芹澤章裕さんは「外国人目線での貴重な意見が多く出た。日本で快適に箱根を観光してもらうよう、アイデアなどを生かしていきたい」と成果について話す。