小田原・箱根・足柄地域の生態系豊かな森づくりを目指している「小田原山盛の会」は9月13日、「箱根の秘境を歩く~芦ノ湖西岸歩道観察会~」を開催する。
箱根で最も神秘的な景観が残されている芦ノ湖西岸の湖岸を植物学者の田代道彌さんと共に散策しながら観察する同企画。静かな湖畔にあるヨシやヤナギの群落、樹陰の道に見られるタテヤマギクなど箱根の希少植物の群落、芦川ではオオカミと戦った唐犬のエピソードがある駒形神社、石畳脇の石仏群などを観察しながら対岸の神山・駒ヶ岳の雄姿を堪能する。
小田原駅西口早雲公像前に集合し、乗用車に分乗して芦の湖畔に移動する。白浜から桃源台までの平らな10キロの道を歩き、帰りは箱根観光船に乗って箱根町に戻り、小田原駅西口に帰着する行程。
同会の川島範子さんは「芦ノ湖西岸は車道もなく、箱根に残された自然の湖岸として、箱根の景色を神秘的なものにしている。箱根を守る会や田代先生が長年開発から守り続けてきた財産。これからも同じ姿であり続ける事を願いつつ、一緒に歩いて見ませんか」と参加を呼びかける。
開催時間は、8時(集合)~17時(帰着)。参加費は一般=3,000円、会員=2,500円(箱根観光船料金・保険代含む)。天候による予備日は10月18日。申し込みは電話・FAX(0465-36-4815=電話は夜間)で受け付けている。