日本列島を縦断した台風19号が去った10月14日、箱根の青空に富士山が雄大な姿を見せ、現地の人々を喜ばせた。
10月10日、夕焼けを背景に富士山が映える(撮影=箱根ターンパイク永井隆さん)
沖縄、九州、四国、本州を通過し、暴風、豪雨、土砂災害、河川の氾濫(はんらん)など各地に多くの被害をもたらした台風19号。小田原・箱根地域でもこの3連休は多くの観光客を見込んでいたが、12日・13日には宿泊キャンセルやイベント延期などが相次いだ。
台風一過の14日は秋晴れの天候となり、MAZDAターンパイクの終点にある大観山スカイラウンジから青空と雄大な富士山が姿を現した。この日は朝から一日中晴れわたり、箱根を訪れた人々は芦ノ湖や箱根の山々と富士山の美しさに「まるで絵画のようにきれい」と歓声を上げていた。
同ラウンジでは、台風が北上を始めた10日にも夕焼けを背景に富士山が神々しい姿を見せており、箱根ターンパイク近藤朗さんは「このごろは美しすぎて富士山から目を離せない」と話す。「美しい富士山は箱根の財産」とも。