箱根・芦ノ湖畔にある古民家アートスペース「箱根やまぼうし」(箱根町箱根、TEL 0460-83-1288)で12月4日から、「THE BEADS(ザ・ビーズ展)」が開催される。
英国出身のBeyul(ベユル)さんと、イエメン出身のSuad Raja(スワッド・ラジャ)さんの2人の作家作品を紹介する同展。古くからヨーロッパを中心に交易品として作られたガラス玉(ビーズ)で制作したネックレスなどのアクセサリーを展示する。
ガラス玉の持つ独特な世界観と繊細な美しさは当時の人々を魅了し、ヨーロッパからアフリカ大陸、米国、東洋まで広く伝わり、長い間、民族の歴史と共に発展してきた。同展では、エジプトと英国に在住する2人の作家が制作した、貴重なビーズや中東で生産される良質な金・銀などの素材を使う作品が並ぶ。
プロデュースする同館の金子森さんは「日本でとんぼ玉として知られているビーズの発祥には、世界中の民族の長い歴史や思いが詰まっている。デザイン的な美しさと併せて展示作品を楽しんでもらえれば」と話す。
開館時間は、11時~17時(最終日は16時30分)。入館無料。12月14日まで(10日は休館)。