NPO法人西湘をあそぶ会(中郡大磯町)は4月から、足柄上郡大井町を舞台に「僕らの酒~マイ田舎プロジェクト~」を開催している。
昨年10月にNPO法人化した同法人は、「都会と西湘をあそびでつなぐ」をコンセプトに「あそび」から始まる地域活性の形を探求している。今回、自分の理想とする田舎を自らつくることを目的とした「マイ田舎プロジェクト」の第1弾として始められた同プロジェクトは、休耕田を再生し米(美山錦)を作り、それを地元の酒蔵で酒にしてもらい「僕らの酒」として味わうもの。完成した酒には独自の名前を付ける予定。
参加者は、田起こしから始まり、あぜ作り、代(しろ)かき、田植え、除草、稲刈り、はざ架け、脱穀、選粒、杜氏による酒の勉強会、試飲会など、酒ができるまでのすべて工程を体験する。杜氏は能登の名杜氏、道高良造さん。
同法人代表の原大祐さんは「東京から近い田舎で理想の農民暮らしを自分たちでクリエートするきっかけになれば」と話す。
参加費は、酒造り会員=1口(1年)8,600円、賛同会員=1口(生酒4合)。先着200口を募集。問い合わせは、同法人「僕らの酒」事務局(TEL 03-6321-5529)まで。